治療ポリシー

 1 私たちの基本理念

  • 1.患者様の立場に立ち、心からの笑顔でお迎えする。
  • 2.全ての出会いに感謝し、教えを請う謙虚な気持ち、そこから一つでも多くの事を学ぼうとする向上心を忘れない。
  • 3.患者様の主訴を理解し、常に次の行動のを考え、すばやい対応を心がける。
  • 4.口腔内の健康は全身の健康の一端であると考え、治療はもとより様々な疾病を予防する為の情報提供にも最大限の努力をする。
  • 5.自分に厳しく、患者様、スタッフに対してのいたわりの気持ちを忘れない。
  • 6.職場にいる時もいない時もプロフェッショナルであるという自覚を持ち、軽率な行動をとらない。

 2 治療方針

  • 1. 基本的には保険診療中心の治療を行っています。
  • 2. 患者様が希望される場合は自費治療の相談に応じます。

 3 セカンドオピニオン実施

  • 1. 大学歯学部付属病院や他の歯科医院に診療情報を提供する事が出来ます。また、他の歯科医院での診療についてのご相談に応じます。希望される場合は、今までの治療経過を記載した紹介状を書きますのでお申し出下さい。
  • 2. 流山市歯科医師会では日本大学松戸歯学部付属病院と連携しています。

 4 医療安全管理

     医療法施行規則が改正されたことにより歯科診療所でも以下の4事項が義務となりました。
       1. 安全管理体制の整備
       2. 院内完成制御体制の整備
       3. 医薬品の安全使用、管理体制の整備
       4. 医療機器の安全使用、管理体制の整備
     
  • 1. この為に具体的には次のことが必要となります。
        ① 医療安全管理者の選任
        ② 医薬品安全管理者の選任
        ③ 医療機器安全管理者の選任
        ④ 医療安全・院内感染対s核管理方針の策定
        ⑤ 院内感染対策マニュアルの作成
        ⑥ 医薬品安全管理マニュアルまたは手順書の作成
        ⑦ 医療機器安全管理マニュアル
        ⑧ 歯科材料安全管理マニュアル
     
  • 2. 医療安全管理指針
    (目的)この指針は、平原歯科医院 において必要な事項を定め、適切な医療安全管理を推進し、安全な医療の提供に資することを目的とします。
    Ⅰ.医療安全管理
    ⅰ.(医療安全管理責任者)目的を達成するため、当院に医療安全管理責任者を院長と定め、院内における医療安全に関する日常活動に関することを取り扱います。
    ⅱ.(職員の職責)職員は、業務の遂行に当たっては、常日ごろから患者への医療、看護等の実施、医療機器の取扱いなどについて安全な医療を行うよう細心の注意を払います。
    ⅲ.(患者相談窓口の設置)苦情や相談があるある場合は、遠慮なく、医院長、従業員にすぐ申し出てください。
    ⅳ.(院内報告制度)ヒヤリ・ハット事例が起きたとき職員は医院長に報告し、スタッフとその事例を検討し、記録・保管する。
    ⅴ. 医療事故が発生した際には、直ちに院長に知らせマニュアルに沿って対応処置を行う。
    ⅵ.(事実経過の記録)歯科医師は、患者の状況、処置の方法、患者及び家族への説明内容等を診療録に詳細に記録する。
    Ⅱ. 院内感染制御対策管理
    ()
    済みません。現在、以下工事中です。

 5 自由診療について

  • 1. 日本の医療では、基本的に保険治療で全てをカバー出来る、そういう建前で健康保険が整えられています。 ただし、例外もあります。医科では治療の過程でほんの一部でも自由診療が入ると、全体が自由診療 とされ、保険対象から外されます。
    しかしながら、歯科治療では一連の治療が終了し、最後の補綴処置に入るに際して、特別に自由診療が 認められています。例えば、ゴールドのクラウンを入れるとか、前歯でポーセレン冠を入れる時などです。 又は金属床義歯などです。
  • 2. 補綴物は基本的に全て自由診療で行っているという歯科医院もありますが、僅かです。

 6 個人情報保護

 7 治療内容の概略

 8 よく質問される事柄について 

  •  治療していて度々聞かれる事柄について順上同に掲載します。
  •  質問 1.  親知らずは抜いた方が良いんですか。
    
    
    【答】  一概に決めつけられない所が難しいのです。
    
         上顎と下顎でも違いがあります。
    
         妊娠の可能性から男女でも違ってきます。
    ごく一般に親知らずが腫れたという主訴で来院された患者さんの場合、      先ず普通、化膿止めの抗菌剤と痛み止めを処方します。      投薬で直ぐに治まればそのまま様子を見ます。      いったん治まって薬を中止しても、直ぐに腫れて痛むのが毎週とか、      各週とか頻繁に症状が繰り返す時は、一応抜歯を勧めます。      それでも、親知らずが他の手前にある歯の並びに沿っていて、      上下で咬み合っていれば、抜くのが惜しい気になります。      仕事や勉強等々で寝上足や疲れがたまっている場合は、親知らずが      腫れ易くなりますから、じっくり睡眠を取るとか、仕事をセーブする とか提言します。
         親知らずの歯が萌出していない場合(歯肉の下に歯が隠れているか、      骨の中にあって骨性埋伏の場合)は、また話が違ってきます。      うまく綺麗に歯が萌出してくる可能性が大きければ、      余裕があれば慌てて抜歯するには及ばないと思います。      しかし、歯が歯肉の下や骨の中で横に倒れていて、綺麗に萌出しない      ことが確実な時もあります。      この状態で月ごとに何度か痛んだり腫れるようなら抜歯も仕方ない      ですが、今度は抜歯自体がかなり大変になります。
    色々で、単純でないことが分かると思います。

    質問 2.  インレーとかクラウンとか何ですか。
    
    
    【答】  インレーという言葉を私が初めて大学の歯学部で聞いたとき、
    
         自分でも実際何だか分かりませんでした。
         クラウンと言われると、何となく「かぶせる物《だと分かりましたが、      インレーとかアンレーという用語は想像もつきませんでした。
         インレーとは、英語では inlay と書きます。辞書で調べると      動詞では、通常受身形で『はめ込まれる』とか載っています。      更に、歯科では『虫歯のくぼみに合わせた金属や陶質の詰め物』      と書かれています。
         この説明は少しもの足りません。本来は虫歯の部分を削って、健康な部分      からなる凹みとなった所に合わせて作った金属や陶質やレジンと      呼ばれるプラスチックなどの詰め物のことを言います。
         クラウンという言葉は、実際、冠(かんむり)で確かに歯を全体的に      かぶせるものです。
         歯学部の補綴科の講義では、このクラウンを口の中で歯の出ている      歯肉の上にクラウンのマージン部分を設定するか、そのマージン部分      を歯肉の下まで下げて作るか、結構な議論を聞かされました。
         歯肉縁上か歯肉縁下に設定するか、そいういう議論でした。
    補綴科の教授は歯肉縁下を勧めましたが、そうするとよほど若い      人でない限り、歯の頭の部分を覆っている丈夫なエナメル質を      ほとんど削ってしまうことになります。
         逆に歯肉縁の上にマージンを設定すると、金属と、もしくは陶材や      レジンと歯の境目が露出して、そこに虫歯が出来やすくなります。
         よく歯をブラッシングしてくれる人なら、プラーク(歯垢)の付着      し易い歯と金属の繋ぎ目となる場所を掃除できるので、安心です。
         逆にあまり熱心に歯磨きをしてくれない人ならば、      歯肉縁下の方が安心のような気がします。
         クラウンも、金属以外に陶材や硬質レジンという材料で作ること      もあります。                

 9  治療で苦労すること 

  • 一つ目 下顎の総入れ歯

     歯医者になりたての頃、大学の医局に居た頃ですが、その頃はそう難しい  こととは思っていませんでした。それが今では一番難しいのが、  下顎の総入歯の製作だと痛感しています。特に女性の下顎総義歯です。  女性では骨粗しょう症が男性より多く、無歯顎となった下顎骨の吸収が  甚だしいです。
     下顎の骨は、歯がなくなると骨も必要ないと体が判断して、急激に  骨が痩せてきます。どんどん吸収が進み、今まで歯が椊わっていた  土手のような盛り上がりもなくなってしまいます。そのため  どんなに上手く印象を採っても、出来上がった下の総義歯は、平たい下顎  の歯肉の上に平たい板として乗っかっているだけになり、上下で  噛みしめた時だけ安定して、食品を食べようとして顎を動かすと、  吸い付くどころが、色々な動きをして、凸凹した歯肉を傷つけます。   
  • 二つ目 もぐもぐ運動

     東京の病院にある歯科に勤めていた時に、もぐもぐ運動と本格的に  直面しました。  口元を無意識にもぐもぐ動かしている症状のことを言います。  時折、高齢者が電車の座席に座っているときとか、病院の待合室で  待っているときとかに、見掛けるかと思います。  上下とも総入れ歯の時には、入れ歯を口の中で無意識にもぐもぐ  動かしているため、そこらじゅうに傷ができたりします。  何本か歯が残っている場合は、クラスプ(入れ歯を維持するための金具)  が掛かっている歯が痛めつけられ、急速に駄目になっていきます。  喋っている時はもぐもぐしませんが、黙っている時にふと見ると、  動いているのに気付きます。本人に幾ら言っても、無意識なので  否定することが多く、いつの間にか傷が出来たと言われます。  教科書的には、入れ歯の噛み合わせを普通より高く設定すると好いと、  書かれています。実際はそう上手くいきません。
  • 三つ目

 10 コラム

以下の語句をクリックするとPDFファイルが立ち上がります。

 11 新聞や週刊誌の記事を読んでの感想と意見

  • 1 週間現代2016年11月5日号を読んで
    
      歯科医院が過当競争なのは間違いない事実です。歯科医師国家試験の合格率が
    
    下がっても、毎年2千人の歯科医師が増えていきます。昔司法試験の合格者は500人
    
    程度しかいませんでした。それを3千人にしようという話になり、500人が700人に
    
    なり、1000人を超え、2000人と増えていきました。結果、弁護士の過当競争が
    
    生じました。当然起こるべくして起こる競争です。問題提起がマスコミを通じて
    
    流されると、法曹界では、法務省によってその3千人という数字が取り消され、
    
    1500人ほどの合格者まで減りました。まだ多いと思います。
    
     一方歯科医師の過剰問題は、弁護士の過剰問題よりもずっと前から言われ続けて
    
    いますが、なかなか解決されませんでした。ここ数年で漸く、合格率を下げる事と、
    
    歯学部人気が落ちてきて志願者が少なくなり、大学も定員を減らしたお蔭で、
    
    平成28年度では何とか2000人を切りました。
    こういった問題は、個別の歯科医師や診療所が解決できる問題ではありません。 国の政策的な失敗によって必然的に起こる現象です。小泉改革の時にタクシーが 増えすぎて問題になったことや、弁護士過剰問題のように、国家レベルの問題です。 そこが最も大きな原因です。個別の歯科医師を虐めても問題は解決しません。

     外国との比較は難しいと思います。マスコミが比較する対象は殆どがアメリカや 西ヨーロッパ諸国です。そこにカナダやオーストラリア、ニュージーランド等々 を加味します。いつも思うのですが、先進国だけではなく、中国や韓国、東南アジア、 中南米、中近東諸国を含めた各国と日本との全体的な比較をした書物を見たことが ありません。健康保険制度の概要と、診療報酬高を各国の物価水準の違いを調整した 上で数字を出してもらいたいものです。歯科の治療はどこの国でもそう違いは ないと思います。割と簡単に比較出来ると思うのですが、そういったデータが 全ての治療に関して掲載されている書物が欲しいと思います。勿論厚労省に 求めたい所ですが、大学の研究者で、誰か調べた人がいないのでしょうか。 英語もろくに出来ない私には無理だと諦めていますので、人に頼るしかあり ません。

 12 数学のお話

  • 1. 大学の数学について
    
    
    
      小学校では算数、中学校で初めて数学という科目になり、2年生、3年生と
    
     進む内に難しい内容を学びます。また高校では更に難しい内容を学びます。
    
     しかし、大学での数学は別世界に入り込むような感じがします。勿論文科系
    
     や、理科系でも数理物理学をそれほど必要としない分野では話が違います。
    
    
    
      理学部の数学科や物理学科、工学部の電気系、応用物理学科、原子力系の
    
     学科で学ぶ数学は、高校までの単なる延長の数学とは全く違います。初めて
    
     大学で微積分学の講義を受けたときの衝撃が今でも思い浮かべられます。全
    
     く分からず、そもそも一体何をやっているのかが理解出来ませんでした。高
    
     校までは,なだらかな坂を登ってきたな、そんな感じでした。が、大学に入っ
    
     ての数学は、まさに絶壁のような壁が立ちはだかっている、そんな印象を受
    
     けました。
    
    
    
      その絶壁の一番の理由は、いわゆる ε-δ方式 の収束や連続性の定義で
    
     した。今の教科書は結構親切で、昔の教科書に比べると遙かに分かりやすく
    
     なっています。だからと言って、それが良いことだとは必ずしも言えない所
    
     が厄介なのですが。その昔の教科書ではいきなり連続の公理が天下り的に出
    
     てきます。今なら大抵が実数の定義から入ってきてくれます。しかし長々と
    
     続く実数の定義の説明も、実はこの連続の公理のためにあるのです。上に有界、
    
     下に有界、上限、下限、実数列、極限と以後続いていく意味上明な言葉や概念
    
     は、この連続の公理の説明のためにも必要上可欠になっています。
    
    
    
    
    
    
  • 2. 微積分学について
  • 3. 線型代数学について
  • 4. 函数解析学について
  • 5. 微分幾何学について
  • 6. 
  • 7.